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貧困旅行記
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| ジャンル: | 旅行,観光,トラベル,旅行ガイド,海外旅行,観光情報
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活字版のつげワールド
奥さんとお子さんの正助君の写真も載っていて、漫画と同じで笑ってしまった、正助がバスに酔って家族で歩いて山道を下り、足にまめが出来て歩けないと言い出し、旅館では宿泊を断られ、宿泊できたところは高いところで料理代は別と聞き、心配する、子供もつられてしょんぼりしたり元気になったりと、情けない描写がいい。 活字ではあるが、漫画を読んでるみたいに引き込まれてしまう。すごくうまい文章も書けるんだと感心した。 まんがもいいけど、この本はとにかくすばらしい、九州に蒸発するところがすごくおもしろい、ファンの女性と結婚するつもりで会いに行くのだが、暇をもてあましストリップ小屋へ、貸切でストリップをしてもらったり文通を申し込まれたり、一夜をともにしたり、脱線してしまう。 普通の人には起こらない出来事がつげさんには起こるのでおもしろい。つげファンならこれは必ず読むべきだ。
寂れた景色と、著者の逃避願望
失われ行く日本の田舎の風景や人々との触れ合い、著者のやや屈折した逃避願望の2つが本書を面白いものにしている。著者は、日本全国の寂れた温泉地に赴き、老人ばかりが住む昔ながらの町並みのなか、古い旅館を泊まり歩き、ビジネスホテルなどでは味わえないような現地の人々との触れ合いを体験する。こうした古い町は、寂れた幻想的な雰囲気を醸し出す著者の漫画での風景のモデルにもなっているが、いまは失われつつあるものばかりで、著者の旅を追体験して秘湯めぐりを楽しもうかという気にさせてくれる。 また突然九州に蒸発旅行を決行したり、寂れた田舎への移住を本気で考えながら旅を続ける神経衰弱気味の著者の行動も面白く、人生には上昇志向やきらびやかな都会志向だけでないいろいろな発想があるのだと、読む者に語りかけてくるようでもある。
晶文社
蟻地獄・枯野の宿 (新潮文庫) リアリズムの宿―つげ義春「旅」作品集 (アクション・コミックス) 義男の青春・別離 (新潮文庫) つげ義春とぼく 無能の人・日の戯れ (新潮文庫)
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